相手は気付かないと思ってやっていること
何が関係性を悪くしているのか。
プロフィール
「サザエさん症候群」。
これは、日曜の夕方になると明日仕事に行くことを考え始めて憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の俗称である。
働くこともしくは職場へ通うことは、多くの人にとって苦役に満ちている。
これは人生を大いに不幸にするし自身に関わるたくさんの人にも良くない影響がある。
その原因は様々であるが、仕事そのものが不満であることはそれほど多くはない。
では何なのか。
もし「あなたの職場には信頼し困っている時は親身になって相談に乗ってくれたり、快く助けてくれる上司や同僚はいますか?」と聞かれたら、何と答えるだろう。
「はい」と答えることができたなら、働くことや職場は今とどのように違って感じられるか。
私自身、働くことは最大の喜びでありストレスだった。人のことが信用できずいつも自分が正しい、一番努力していると思っていた。なのにどうしてもうまくいかない。それなりの結果しか出ない。
こんなに努力してもうまく行かないなら、原因はできの悪い部下にあると考える。上司の指示が不明瞭で頼りにならないからに違いないと思う。
しかし、どんなに頑張っても誰のせいにしても現状がよくなることはなかった。
そんな時に出会ったのが、アービンジャー・インスティチュート著の「自分の小さな箱から脱出する方法」だ。
衝撃だった。たった一冊の本で、世界の見え方が変わり人生が変わった。自分が間違っていたと思い知らされたのに、なぜか「救われた」と思った。
この本を読み終え、この内容はきっと多くの人に役立つと確信し、自分でセミナーを作ろうと思った。しかし、丁度その年にアービンジャーの日本法人が立ち上がると聞き、一期生でトレーニングを受け2008年にライセンスを取得し現在に至る。
在り方に目を向ければ「解決できない人間関係はない」。これが私の信条だ。どんな時もこれを見失わず諦めない決意をもって取り組んでいる。