受講者インタビュー

宮崎県:営業部長 50代男性
(2013年1月に「The Choice Seminar 職場編」)

◆なぜセミナーを受講したのか

長い付き合いの経営者に進められた。セミナーの内容は何も聞いていなかった。
相手から「内容を言うと胡散臭いと思われるから。行ってみらんですか。僕はこんなに変わりました。変わろうと思っています」と言われ、それが羨ましく感じた。行かなかったら、ずっと悩んでいたと思う。

◆何を悩んでいたのか?

仕事のこと。社長に恩返しをしたい、結果を出したいと思っていたが、自分だけじゃ無理。チームワークがないと。でもまとめられなかった。

◆セミナーの感想

なんとなくわかっていた。自分に原因があるということは。当時も思っていた。正当化しているだけだと。それをガツンとやられた。
涙が出るくらいだった。セミナーの最初のうちは「そんなこと言われても」と思っていたが、最後はなかった。それから「ごめんね」と皆に電話した。すぐにやらなきゃと思った。
論破する術ばかりを身に着けてきた。それはかなり勉強してきた。でもそれは、ただ押さえつけているだけで誰も腹落ちはしていない。だからスタッフは自ら動かないしずっと管理しなければならない。

◆セミナー受講後、会社に帰ってすぐに実践できたか?

できない。
つい数日前まで押さえつけていたのに、改心したからと言ってどうしていいかわからない。相手も疑心暗鬼だし。口だけじゃ人間は納得しない。自分が行動してわかってもらうまでに時間がかかる。

◆なぜ続けようと思ったか

元に戻っても出る結果は同じだとわかっているから。散々それで悩んできた。学んだ考え方を深めていくしかない。
あと、社長の存在が大きかった。気長にサポートしてもらった。二人で復習して何度もその話をした。皆で変わらないといけないと思った。自分一人じゃなかなか難しかったかもしれない。 社長も前を見ながら自分がある程度納得いく結果がでるまで待ってくれた。3~4年待ってくれた。

◆自分自身が変化したことによって起こったこと

自分が完全には変われた訳ではない。もっとこうしてくれればいいのにと思うし、説き伏せようとするところもある。でも、口で言ってもダメということはわかっているので、行動します。行動で見てほしいと思っている。
知徳はするがそれで終わるのがほとんど。体得するには繰り返すのみ。学んだことが納得できたなら自分が決めたことをやり続ける。それを続けることで習慣化できる。習慣化されたことと違うことをすると、例えば頭ごなしに怒鳴ったりすると自分が気持ち悪くなる。
でも、自分の思いが不思議と伝わるようになった。それには驚いている。今までは伝わらなかった。何をどんなにやっても伝わらなかった。

◆最後に

以前は土台がないままで手法にこだわっていた。手法を変えてもやり方を変えても、土台ができていなければ何をやってもダメ。色んな手法を試してもチームが変わらないのは、土台ができていないから。なので土台から作り直すことからやってきた。基本的な考え方は半年かけて皆で共有し理解できた。それを話し合うことで土台が固まってきた。
次は手法を試す段階だが、時にそれがチームに合わなくて崩れかかることもある。でもベースができているのでそれ以上にはならない。箱の外にいる方がいいということはわかっている。みんな笑顔でストレスもない。体は疲れる。動くから。でも精神的にはすごく楽。箱の外にいる方が自分の精神的にも良い。
エゴかもしれないけど、自分がどなたかのお役に立てればと思っている方が、きれいごとかもしれないけど精神的にいい。自分のためよりは人のためにやっている方が。それは皆さん同じだと思う。