成功してはならない!?

成果が出ない仕組み

さて、そんなあなたが日常生活を送るとき、組織や家庭に弊害となるどんなことが起こるのだろう。
例えば、あなたは部下を信頼していない。それどころか過少に評価している。
そうだとすると目標を達成してもらうためには、厳しく管理したりチェックしたり指導したりする必要性を感じるかもしれない。しかし、自分より優れていることになると困るから、大事な情報は渡さないかもしれないし、目標達成まであと一歩のところで手を引くかもしれない。
あなたが「自分は出来の悪い部下に囲まれた不幸な上司だ」というイメージを持っていたとすれば、部下が成績を上げるとそのイメージが覆されてしまう。つまり不幸な上司のイメージが保てないのだ。ということは、部下は成功しない方が都合がいい。
最初からあなたの関心事は、自分自身であって部下ではない。部下の成長や成功を望んではいないのだ。

広がる悪影響

あなたがいくつかの部署やチームを統括する立場にいるとすれば、このようなことは個人に対してだけでなく、その部署やチームにも向けられる。「使えない部署」「無責任なチーム」というように。
そして、相手のことを同じように評価する人を仲間に引き入れ、社内で対立や分裂を生じさせる。”派閥”などと表現されることもあるだろう。互いのチームは協力し合わず情報を遮断し足を引っ張り合う。
同じ会社の社員なのに。同じ目的を達成する仲間であるはずなのに。

もしもあなたの組織で、このような働き方をしているリーダーが他にもいるとしたら。業績をあげることや目標を達成することに、どれだけ集中できるだろう。
もしも部署間でこのようなことが起こっているとしたら、会社のダメージはどれほどのものになるだろう。

アービンジャーの紹介

私たちアービンジャーは自分に問題があることに気づいてない状態、つまり自己欺瞞に陥っている状態を「箱に入っている」と表現し、個人や家庭・組織に至るまで、幅広くこの問題を解決する方法をセミナーにて提供しています。
その場に集う各個人が自己欺瞞から解放され思いやりを持って協調するとき、見えるもの感じるものはこれまでとどれ程違ってくるでしょう。そしてそれは、夫婦関係や親子関係における幸福感をもたらし、チームワークや組織の業績をどれだけ変化させるパワーとなることか。
アービンジャーは組織・個人間での人間関係(チームワーク、協力関係)に関する課題を深いレベルで解決します。もちろん、その方法は職場だけではなく家庭でも応用可能です。
我々のクライアントは、大企業や政府機関だけでなく、日常生活における問題に悩む個人に至るまで世界中に散らばっています。クライアントのニーズに応えるべく、一般のトレーニングのみならず、コンサルティングサービス、コーチングサービス、クライアント向けにカスタマイズしたトレーニングなども行っております。また、組織内でアービンジャーのトレーナーを育成することも可能です。
お気軽にお問い合わせくださいませ。