No.9

「はぁ?!」

料金プラントと引落し口座の変更をしようと思ってね、
ある通信会社へお電話をして、書類を送ってもらいました。


その中に入っていた一枚のよくわからない書類。


うぇー、何コレ?
書き方わからんし。
また電話するのかぁ・・。
また待たされるのかぁ・・。


仕方なく電話をかけた。


「只今、電話が大変混みあっております~。」とお姉さんの明るいアナウンス。

でしょうねぇ、こないだもそうおっしゃってましたよ。
ってか、混んでない時あるのか?!


5分経過
‘いつもお忙しそうで何よりですねぇ。’

7分経過
‘ちょっとさぁ、人増やしたほうがいいんじゃないの?!’

9分経過
‘ここで切ったら今までの時間が水の泡・・’


っとその時「大変お待たせしました。」という人の声がした。


‘やっとつながったよ。’


それから、さっき音声ガイダンスに従って入力した内容を、
もう一度聞かれた。


‘君ね、散々待たせた挙句に、何で同じこと聞くの?

 それさっき入力したやん?

 また聞くんやったら、入力いらんのと違うか?’


って言いたかったけど、がまんがまん。



用紙の書き方を教わって復唱したところ、電話口のお兄さんは

「はい。恐らくそれでいいと思います。」

と、

そうおっしゃった。




‘恐らく?!

 君、

 恐らくってなんやのん?

 君、

 恐らくの意味知ってて使ってはんのん?

 何で推測やねん!’




そろそろ怒ったろか?!っと思いましたが、
いやいや、私、これでも箱のファシリテーターですからね、
このくらいで箱に入るわけには行きません。



「すみません、記入ミスがあるといけませんので、
 正確に確認していただきたいのですが。」

とお伝えすると、
お兄さんは「少々お待ち下さい。」と不機嫌に電話を保留なさいました。



‘よし、昔あった楽しいことを思い出そう。
 先月の山登り楽しかったなあ・・。
 そうそう、こないだ食べた焼き鳥も美味しかったなぁ。’


っとか考えていると、

「お待たせしました。」と声がした。


「では、登記簿のコピーと一緒にその書類を送ってください。」

っとおっしゃった。




‘・・・・・。

 君ね、

 何聞いとったの?

 私は個人事業主やて、言ったやん。

 個人事業主は開業届けは出すけど、

 登記はせんのや!’




試されている。

完全に試されているんやわ。

どこまで我慢できるか、試されよるんや。




「あのぉ、すみません、先程お伝えしましたが、
 私は個人事業主ですから、登記簿はないので提出できないんです。」


とお伝えすると、
お兄さんは「少々お待ち下さい。」と、
またしても不機嫌に電話を保留なさいました。


‘これは、今度のメルマガのネタにしよう。’


と心に決めた時、お兄さんの声がした。

「では、名刺のコピーを同封して下さい。」


・・・。
色々と釈然としませんでしたが、
とにかく変更してもらう必要があったので、
後一つ解らないことを確認して、早く電話を切りたかった。


そして次の質問に対するお兄さんの説明を聞いていると、

どうやら、

不確かではあるが、

絶対とは言えないが、

私には相応しくない記入欄の説明をされている。


「あ、ちょっとすみません、
 わたしは保護責任者が必要な立場ではないのですが、
 記入する欄はここですか?」


とお伝えすると、

「記入方法は、用紙に書いてないですか?」

と、

耳を疑う発言が飛び出した。




‘カッチーン’




もぅええやろ。そろそろええやろ。
しゃーないやん、
不可抗力や。




私:「どこに書いてありますか?書いてある場所を教えて下さい。」

お兄さん:「用紙の上のほうです。」

私:「どこですか?」

お兄さん:「少々お待ち下さい。」




書いてないのだ。
そこはもう読んだ。
読んでわからないから、電話をしたんだ。




お兄さん:「では、もう一つ下の欄に今説明した内容を記入して下さい。」

私:「どこに書いてあったんですか?」

お兄さん:「こちらの資料には書いてあります。」


‘はぁ?!’




最近おこった出来事。
久しぶりに?腹が立った。

「私はお客様だし当然丁重に扱われるべきだ。」
なんて思いは捨てて、
相手から受けるものを軽くいなして、
笑いに変えられるようなチカラを身に付けたいものだ。

次回こそは、箱に入らなかった話を書きたい!!