
相手は気付かないと思ってやっていること
何が関係性を悪くしているのか。
私の箱物語
いやー
もー
「あの話どうなったんですか?」とか言われてもね、
「あれ、まだ途中でしたよね?」って鈴木さんに聞かれても、
「あー
実はぁ
あのお話しぃ
あれからぁ
トントン拍子に話が進んでぇ
彼ってホントに優しくてぇ・・」
みたいなことにはならないのね、現実は。
しかも、こんな状況の中、鹿児島でセミナーが入って、
「みなさぁーん、箱から出ましょうねぇ。」とか言ってっけど、
そもそも「箱入るなよ!私!!」って感じで。
気付いたら今度は福岡でセミナーやってて、
「自己裏切りをして行動しないと箱に入ります。」
>そうそう、しゃべってるのアタシね。
「しかし、行動しても自己裏切りをしてしまっている場合があります。」
>そうそう、ここ重要ね。しっかりお伝えしなきゃ。
「相手に腹を立てながら行動している時です。」
>・・・。
>もはや、セミナーをやっているのか、受講しているのかわからない。
そんな合間にも電話をしてみましたが、音沙汰なし。
腹が立って仕方ない日もある。
内容証明でも送ったろか!? とか、
「この人、お金払いませんよ。」って、書き込みするぞ! とか、
留守電に呪いの言葉でも入れとこかな? とか、
出るまで電話鳴らそか?! とか、
いろいろ思う訳です。
でも、本当に何かあったんじゃないかって、
心配する日もある。
もう諦めたほうがいいのかなぁ、と投げやりになる時もある。
状況は何も変化しないのに、
私の感情は毎日右往左往する。
そして21日にもう一度メールを送ってみた。
すると
どうしたことか
今更?
「しつこいなぁ」って思ったのか?!
お返事がきましたー!!!!!!
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田染さんが担当したクライアントさんの案件は、
年始にデザインの修正や追加が入り、
月末に納品の予定で進行している。
なので納品次第お支払いはさせていただくから、
それまで待っていて欲しい。
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と言うような内容でした。
なぁーんだ。
そうだったのかぁ。
それならそう言ってくれればよかったのにぃ。
事情がわかれば、おとなしく待ってたのに。
そんなこもあるわねぇ。
ほっと一安心。
でも、31日までの10日間は、やはり心がザワザワする。
何を考えても仕方ないのに穏やかでいられない時もあった。
そして31日の朝、早速銀行へ行った。
通帳をATMへ挿入する。
ウィーン
その後、
ATMは何の音も立てずに例のセリフをおっしゃった。
「只今、通帳に記入するお取引はありません。」
頭にきた。
今度こそ本気で腹が立った。
怒り心頭!
嘘つき!
卑怯者!!
だいたい支払い遅れた理由だって納得いかん!
経営者の資格ないやん!!
そんないい加減な態度で仕事するな!!
ありったけの言葉で罵った。
そしてその怒りを携えたまま電話をした。
が、
出ない。
(今考えると、出なくて良かった。)
若干怒りを静めて、メールをした。
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おはようございます。
お世話になっております。
本日お支払していただけるということでしたが、
入金確認できません。
ご連絡をください。お願いします。
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そして、それから30分ほどたったころに、
「入金しましたので、ご確認お願いします。」
というメールがきた。
そのメールを読んでいる時、電話が鳴った。
なんと、ご本人様が電話をかけてきたのだ。
そして、入金が遅れたことのお詫びとその理由、
振込みは今済ませたからと言われて、
「また何かお願いしたいことがあったら、ご連絡します。」
と言って、電話を切られた。
それから、今日までの間にディレクターさんからは、
一度も連絡はない。
お金は回収したけど、全然ハッピーじゃない。
年末はずっと一緒に仕事をしていきたいとか、
相手といい関係が作れたとか有頂天になっていたけど、
結果はこれか?!と、悲しくて情けない。
どうすればよかったのか?
お金も回収できて、
関係性も続けていける方法はどれだったのか?
未だにわからない。
ディレクターさんの気持ちはわからないが、
支払いを待つ人の気持ちはよくわかった。
これから先わたしが資金繰りに困って、
どうしてもお支払いができないようなことになった時は、
相手に正直にそうお伝えしお詫びに行こう。
このディレクターさんもきっとそうだし、
みんな払わないのではなくて、払えないのだ。
起業した今、どっちの気持ちもよくわかる。
これから私は、関わって下さった方々に、
愛されて信頼される会社に育っていきたいと思います。
なお、この件につきましては、
いつも親身に愚痴を聞いてくれアドバイスをくれた、
アービンジャートレーニーの武ちゃんに、
(http://www.arbingerjapan.com/facilitator/takkeda/index.html)
心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます!
原稿を書き終えた帰り道、
ぼんやり考えながら歩いていると、
また偽善を、発見してしまった。
私が相手を責めずに、
箱に入らずに信じてただ待つことができていたら、
こんな悲しくて情けない気持ちにはならなかった。
私が箱に入って相手を責めたから、
お金を貰っても電話をもらっても喜べなかったんだ。
だいたいディレクターさんも電話なんかする必要はなかった。
振込み終わったってメールしたら、
それでもよかったはずだ。
信じて待てていたら、
今だって何のためらいもなく私から連絡できる。
仕事をするしないはともかく、
関係性を終わらせることはなかっただろう。
連絡をもらった時、相手は不貞腐れているように感じたけど、
私が箱の外ならもっと違って聞こえたかもしれない。
くー
くそー
またか・・。
みなさんは、どうぞ楽しい毎日をお過ごしくださいね・・。