私の箱物語

前言撤回PartⅡ

気にかかることがあると、やっぱ足が重いわけ。
「謝る」って決めてたとしても、やっぱ身も心も重いの。

しかも、いつも幹事をして下さる方が都合により欠席で、

なんと
思いもよらず
突然
驚いたことに

私、幹事やし。

さらに、私が謝るべき方はいつも30分前くらいに来られるとのこと。
ってことは、もちろんアタシも30分以上前行動。


会の始まりは19:00から。会場には18:25に到着。
恐る恐る引き戸を開けると、まだ誰も来ていない。
ひとまず「ほっ」っとする。

手持ち無沙汰。
心臓だけがバクバク忙しい。

すると遠くから「お待ち合わせですね~」ってお店の人の声が聞こえた。

ここか?
ここに来るのか?
まて、まて!
まだ早い!
せめて誰かもう一人くらい来てから!!!


ガラガラー って引き戸が開いた。


私  :「こんばんは~、早いですねぇ。」
Aさん:「僕はいつもこの時間よ。」

知ってます。知ってますよ。伺ってます。早いって。
挨拶っていうか、会話のつなぎみないなものですから。

         - 沈黙 -

何もない時の沈黙なら、これっぽっちも気にならない。
でも今は違う。謝るんだ!


そして、次の瞬間!
私は
とうとう
意を決して
ついに


パソコンを取り出しました。


別にね、急ぐ用件とかなくてね、
も、全く必要じゃなかったんだけど、メールチェックとかしてね、
電話とかまでかけた。

時間を確認すると、18:45。

誰か来いよー!
社会人なんだから、30分前行動だろ!!とか思っている間も、

終始

         - 沈黙 -


あー
もームリ。
やることなくなった。
そもそも、やることなんかない。謝ること以外に。



パソコンをしまってAさんの方を向く。

私  :「この前は、すみませんでした。失礼なことを言ってしまって。」
Aさん:「いや~、いいよ。そんなの。まだ気にしてたの?」



へっ?
終わり?
これでおしまい? アタシ、2ヶ月ずっと悩んでたのに?
もういいの?
「だいたい君さー」とかないの?


私  :「あっ、あの・・」


ガラガラー って引き戸が開いた。


Bさん:「どうも!」
Aさん:「あー、どうもどうも!」

また、ガラガラー って引き戸が開いた。
Cさん:「こんばんはー!」
またすぐ、
Dさん、Eさん:「こんばんは!」

私 :「・・・・。」



あのさ、あなた方、聞いてた?
アタシが謝るの待ってた?
扉の向こうにいたでしょ?




二ヶ月越しのアタシの宿題は、あっけなく終わった。
定例会もいつも通り進行し、終わっていった。




私だけが気に病むこと。
アレコレ想像して行動を阻むもの。
胃を痛くしたり、心を疲れさせる思考。
これらの全ては、私の中にだけ存在する。
事実ではないし、もちろん相手とも共有していない。

Aさんとのマイナスの関係は、だいぶ「0」に近づいた。
これから何を積み上げるかは私次第。
また、失敗してしまうかもしれない。

誰との関係性においても同じ。
後悔して反省して謝ったって、
また、責めてしまうこともあるかもしれない。
しかし、アービンジャーの教えの中に、
「箱に入ってはいけません。」という戒めは存在しない。
「箱には入りがちなものですから、
 入ってしまったら、出る努力をしましょうね。」と諭している。

このおかげで随分救われる。
人間らしい?感情を持ち続け、失敗してもやり直すチャンスが無限にある。


私はきっと、死ぬまでこうして箱に出入りするのだな。
このありがたい教えを正当化に使うことのないよう、
心の持ち方を誤ることなく、行動することを大切にしていきたい。

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