私の箱物語

相手が信用できないのは誰のせい?

開幕から調子が上がらないイチローに関する記事を読んだ。
チーム編成の責任者であるマイケル・ヒル編成本部長は、
次のように語っている。

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「私たちは心配していない」

そう断言する理由はこうだ。
「なぜなら、私たちは彼がどんな選手なのかを知っているし、
何ができるのかも知っている。 そして、チームの助けになることも知っているからです」

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イチローのコメントは掲載されていないが、

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イチローが試合前に外野ダッシュを新たに練習メニューに加えたのは5月25日のこと。
15試合ぶりに先発起用された時にゲームで使う体力の不足を実感した翌日だ。
それは今の自分に何が必要かを考えている証しだった。
その姿は20代半ばの若い選手が中心のチームにとっては大きなお手本だ。

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と書かれている。


イチローが何に集中し、どう自分と向き合い、チームに貢献しようとしているのかが伺える。
久しぶりの起用だったから、とか年齢とか体調とか、
言い訳や泣き言はない。
選手としてチームの一員としてすべき事をする。

道具を大切にする事でも知られている彼は、
次のようにも語られた。

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今ではゴードンやイエリチらがイチローと同じ保湿機能をもつ箱型バットケースを使用している。
イチローのバットを使って2試合連続本塁打を記録したのは、練習時のキャッチボール相手でもあるオズナだ。


上記の*内全て
6/6 yahoo news「不振続いてもイチローの信頼は落ちないその存在理由とは」より

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選手として試合に出て直接勝利に寄与しなくても、
その良い影響力でチームに貢献する。
また、チームは成績不振であっても、
そんな彼に対する信頼は揺るがない。

このシビアな世界でこんな関係性を築く事ができるとは。



つい組織に置き換えて考えてしまう。
自身が成果を出せない時やチームの足を引っ張っていると感じる時、
どれだけ素直にその事実を受け止める事ができるだろうか。
そしてそれを環境や誰かのせいにして正当化せず、
すべき事を考え改善に向けて行動できるだろう。


また、部下やチームメンバーが不振に喘いでいる時、
どれだけ相手を信じ非難せず諦めず、
心強い存在でいる事ができるだろう。



「イチローだから」と考えるかもしれない。

確かに。

しかしそうだとするなら、
相手はイチローのようでなければ信頼できないし、
逆を言えば自分もイチローのようでなければ信頼してもらえないことになる。

自身と彼の差を考えてみるとよくわかる。
雲泥の差がありながら相手のそれは許さない。
それは、相手を貶めて自分が努力しない事を正当化する方法。

相手に「イチロー」を求めるのではなく、わたし自身が「イチロー」のようであるべきだ。


関係性を作るのを難しくするのは、いつも自分。
相手を非難するのをやめ自身の成長を省みるとき、初めて相手が人として見えてくる。

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