私の箱物語

それ、私の仕事じゃないし。

も、完全に業務外。
むしろ、そっちがそれやってくれないから、
こっちが迷惑してる。

だいたいそっちの関係性が良くないから、
担当のはっきりしない仕事が放置されて、
「今から手を付けるのはちょっと・・。」
みたいなことになってるワケやん?!



それを



何?



あたしの仕事にも必要なことだから、
まずそれを片付けて欲しい?!




先日の出来事。
さぁ、箱のファシリテーターの腕の見せ所。


まず最初にすべきことは





なんて





テキスト通りに行くかい!!



まずは腹立つわ!
何言うてはんのん?
「すみませんが、お願いできませんでしょうか。」
って頼まれるならまだしも、


何?


その、


「あなたがやるべき。」


みたいな事の運びは。




バラすよ、
みんなに言いふらすよ、
あそこヒドイのよってFacebookに呟くよ。





さぁ、次に本当にすべきことは




いや、


まだ早い。


まだ腹立ったの収まらない。


次にやることは、
何とかそれをせずに済む方法はないか、
非常に注意深く思案する。


「私は専門外ですから、あまりお役に立てないと思います。」
「然るべき所にご依頼される方が、後後問題がないと思います。」
「多少のお手伝いという感じであれば、伺うことも吝かではありません。」
いや、それとも行ってから「これは無理です。」って断ろうか?



イライラ腹を立てながら、
3日も考えた。

その間、
「やってあげようかなぁ。」という気持ちになったり、
「都合のいいように扱われている。」って思ったり、
気持ちが右往左往する。



誰かがそれをやらないことには、
次へは進めない。

第一、私も仕事ができなくて困る。





よし、やろう。





箱の外なのか中なのかよくわからないが、
一先ず行くことに決めた。

先方にそう伝えると恐縮され、
「当日は一緒に作業致しますので。」
と、とても感謝された。




でもね、



あたしが素直なオンナであるなら、
この「当日は一緒に作業致しますので。」って言葉に、
「一緒に頑張りましょうね!」とか思うんでしょうけど、

なんせ、あたしですから、

「ウソやね。なんやかんや言って一緒にはせんね。」

って、覚悟してたんです。



当日伺ってみると案の定、いつまで経っても姿を見せない。
8時過ぎに伺って今はもう9時前。

現場は予想通りの惨状。



さて、どうしよう。

グズグズ嫌々やりながら、
「なかなかはかどりませんねぇ。」って茶を濁しとこうかな。
「一緒にっておっしゃったから、手をつけませんでした。」ってボケっと待ってようか。

と色々考えましたが、
何だかわかりませんが「一生懸命やろう。」と決めました。
今日これ終わらせようと。



それからは黙々と粛々と作業に専念する。
廊下で担当の方とバッタリ会って
「手伝えなくてすみません。」って言われた時に、

「手伝いに来たのはこっちや!」

って若干戦闘モードに入りましたが、
午前中はお腹が空いて動けないくらい集中してました。



お昼を食べて再び作業に戻ると、
そこのスタッフさんが代るがわる様子を見に来て、
ちょっとずつ作業をして帰って行く。

担当の方も姿を現し、“一緒”の作業が始まった。
そしてまた1人加わり、また助っ人が来て、
見る見るうちに片付いて行く。

夕方、私がこの時間までと約束していた時刻になり、
「本当に助かりました。もう時間ですから、
ここまでしていただいたら、後はこちらで何とかなります。」
と言われた。




でも、あたしは帰りたくなかった。
最初はやりたくなかったんだけど、
今は帰りたくない。




「最後までやってしまいませんか?」と提案し、
みんなでお茶を飲んだ後、作業を終わらせた。
とても疲れてはいたが、みんな心地よい空気。


帰り道、とても清々しい。
やってよかったなぁと思う。


最初は
“都合のいいように使われてる。”とか
“私はそんなふうに扱われる存在じゃない。”とか
ものすごく抵抗しましたが、
たとえ当初そう思われていたとしても、
今はもうどうでもいい。



一つの物事を最初から最後まで、
ずーっと箱の外でやり遂げることは難しい。
それはたった一日ですら。

だから、より多くの時間を外で過ごすように心掛ける。
自分がどんな在り方で、どう行動すれば外にいられるのか。
出たり入ったりしながらも、
最終的に外にいることが肝心。



1人でこの作業をしている時は、
とても面倒でキツくて、なんだか悲しい気持ちにすらなっていた。
でも、その日一日が終わった後に、
「こんなこと引き受けるんじゃなかった。
やっぱりアイツにいいように使われただけだった。」
って思って終わることだけは避けたかった。




どうせやるなら。




そんな選択の繰り返しが、
人生最期の瞬間を、より穏やかで満ち足りたものにするのではないか。




どうせ生きるなら。




死ぬ間際まで、誰かを責めて人生を悔いるのは嫌だ。

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