私の箱物語

小さい‘アタシ’み~つけた。partⅡ

待ち合わせの時間より30分早くついたから、
本でも読もうかと思ってね、
マックに入ったの。

夕方だったけど割りと空いていて、
二人がけの席に座って本を読んでいました。

その時は私の隣とその隣の二人がけの席も空いていて、
一番端の席には、女性が一人で食事をされいました。



しばらくすると、

あちらの方から

団体様が

私の隣の席を目指して

やってくるではないか!

しかも8人!!


よく見ると、部活帰りの中学生。
一人二個づつくらいでっかいスポーツバック担いでる。



私は

心の中で

全力で

‘あちらへどうぞ~!’

とご案内していた。


が、こちらへおみへになるご様子。



‘え~

まじでぇ

静かに本読みたいんだけどなぁ・・。

いや、でもな、席4つしかないからな、

座れないしね。’


と安心していたら、
ちょっと離れたところにある二人掛けの席をくっつけて、
6人座れるようにレイアウトしている。


‘ほほう。

できるね、

君たち。

でもね、君たち8人で席は6席。

みんなで座れないよ~’


と様子を伺っていたら、
一番端の席で食事をされていた女性も、
顔をコチラへ向けてその様子を見ていました。

私は

‘そーやろ!!

わかるわ、あんたの気持ち!

静かに食事したいよね?!

別の席も空いてるのにね!!

あっちに行った方がいいと思うよね!

同じやわ、

私と、同じキモチやわ!!’

と心の中で激しく共感していると、



なんと


次の瞬間


その女性は


スッと席を立って


「ここどうぞ。」


と席を譲ったのです。



席を譲ってもらった中学生たちは、
運動部らしく大きな声でお礼をいって、
礼儀正しく一礼していました。





あぁ、

あああぁ・・。




またしても・・。





彼女たちは「譲ってもらう。」という経験をした。
たぶん、嬉しくて心地よくて、相手の人に感謝したと思う。
今度どこかで逆の立場になった時、
彼女たちは「席を譲る。」というこをするかもしれない。
はずかしくてできなくても、
そんな思いを起こさせるに違いない。

思っていれば、いつかはできるようになる。

もし彼女たちが誰かに席を譲れば、
譲ってもらった人は、また誰かに席を譲るかもしれない。

そうやって連鎖していく。
席を譲った女性は、そんな影響を彼女たちに及ぼしたのだ。





夜、街を歩いていると、
コンビニの前に座り込んでタバコを吸ったり、
どこかの角で何かを食べてゴミを散らかしている若者を見かける。

‘ったく、君たちにモラルはないのか!?’

と、冷ややかな視線を送ってただ通り過ぎる。

私の及ぼしている影響は何か。
私のしていることはどんな連鎖を生むのか。





くぅ~

今度こそ

今度こそ、

あちら側の人になれますように。

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